コワーキングスペースのwifiは便利だが、果たして安全性などは大丈夫か?
テレワークが普及してからしばらくして、自宅で仕事をしている人も多くなったと思いますが、仕事先で仕事をしていないことからついさぼってしまったり、マンネリ化してしまうようなこともあるでしょう。
そんな時に、コワーキングスペースにて仕事をするということで、仕事に集中力をつけて普段とは違う環境で仕事をすることでメリハリをつけることもあります。
コワーキングスペースには、無料で利用ができるwifiもあるのでネット環境があって大変便利ではありますが、実際安全性という面では大丈夫なのでしょうか?
そこで、今回はコワーキングスペースで利用できるwifiについて、そのメリットや安全性は本当にあるのかということなどを紹介します。
もしセキュリティ的に不安を感じるならポケットWi-Fiのレンタルを検討しましょう。
コワーキングスペースにてwifiを利用するメリット
コワーキングスペースでwifiを利用するのには様々なメリットがあります。
wifi利用料金は基本的に無料
コワーキングスペースにてwifiを利用できるメリットで一番なのは、無料で利用ができることでしょう。
外でwifiを使えるケースは限られている中で、コワーキングスペースなら簡単にネット環境に接続できますし、新しく何かネットにつなげられるものを契約しなくても良いです。
外で気軽に仕事がしたいときや、ネット環境を楽しめるようにしたいと思っている人にはおすすめできます。
ネットの回線速度なども優れている
コワーキングスペースで利用されるwifiについては、回線速度が速いケースが多いです。
そもそも公共の物とは違って利用する人数も多くなく、回線もいいものを使っているコワーキングスペースが多いこともありますので、通信速度に満足ができるケースも多いです。
ネット回線が混雑していてテレワークや会議などが難しいというようなことも少なく、仕事もしやすいという面はいいところでしょう。
コワーキングスペースのwifiは果たして安全か?
コワーキングスペースにてwifiを利用することは確かに便利ですが、安全性は果たしてあるのかというのが大きな疑問です。
実際に考えられるコワーキングスペースでのwifi利用のリスクなどについてまずは見ていきますが、ネット以外のところでも実は情報漏洩があるので注意して欲しいです。
不特定多数が利用していることへのリスク
狭い空間だけとはいえ、wifiを利用しているのは不特定多数なのでやはりネットをハッキングされる可能性が付きまといます。
セキュリティがいいところもありますが、そういったところが甘いところやかいくぐって侵入してくるケースもあり、どこか近くから盗んでいたとしてもなかなか気が付かないケースも多いです。
安全性が高いかどうかも念頭に入れてから利用することも考えてほしいでしょう。
フリースペースだからこそ物理的に見たり聞いたりすることも
コワーキングスペースのwifiがセキュリティーはよい状態だったとしても、オープンスペースであることなどのリスクがあります。
例えば、外から見える場合には、PCやスマートフォンの画面に表示、パスワード情報、書類の内容などを他の利用者に見られてしまうこともあるでしょう。
ショルダーハッキングといわれるものであり、ネットのハッキングよりもアナログな手法にも見えますが、手が込んでいるとかなり高度な手法や気が付かれない方法でも可能です。
例えば、拡大しても解像度のいい高性能のカメラを使えば、遠くのものでも簡単に文字などを読み取ってしまえます。
また、会議をしている場合などは盗聴してその内容を聞き出してしまうということもやりやすいです。
この場合なら、盗聴器をセットしておけば簡単にやることができます。
ネットは安全だからと言って油断していると、アナログなところから思わぬ落とし穴があるので注意してください。
端末や書類の盗難
PCや重要書類はコワーキングスペースに持ってくるとそのまま盗まれる危険性があります。
コワーキングスペース内なら、監視カメラなどありますので犯人特定はしやすいかと思われますが、場合によっては知らない間にやられたケースというのもあるため、物理的なものに関しては自分の目に見える範囲でしっかり管理しないといけません。
どのコワーキングスペースならwifiは安全に利用できるのか?
コワーキングスペースにてwifiなどを利用している際、どんな所ならネット環境が安全なのかという基準や自分でできる対策があります。
ここからは、コワーキングスペースにてwifiが安全に使えるかどうかをしっかり確認できる方法やポイントを紹介します。
有人の受付
そもそも変な人物がいるかどうかを監視してもらったほうが、情報漏洩するリスクはかなり低くなります。
怪しい人物がいるかどうか見てもらうため、友人の受付があるかどうかで怪しい人物は侵入しにくくなりますので、人の存在の有無はしっかり確認してください。
暗号化されているかどうか
使われているwifiについて暗号化されているかどうかで、セキュリティーの良さはかなり変わってきます。
暗号化されている通信ならハッキングされる危険性がかなり低くなり、容易に侵入できない状態なので重要な情報が流出する懸念が低くできるのです。
利用する際にパスワードを求められない場合、暗号化されていないと表示された場合などでは使わないことをおすすめします。
施錠できる個室の有無と防音性
また、個室があるかどうかも基準に入れるといいでしょう。
ネットは安全だったとしても周囲から見られるような場合や、音が漏れてくるような場合には情報漏洩がしやすくなってしまいます。
なので、ネット環境を利用する際にwifiだけに気を配らずに、周囲の状態もしっかりと見れるような状態を確保しましょう。
VPNの利用
暗号化通信と同様にVPNを利用することで、ハッキングがよりしにくい環境を作ることができます。
ただし、会社のネットワークの状況やアクセスしたいサイトなどによって、VPN経由のアクセスを拒否されるケースもあるので、しっかりと使用できるかどうかを確認してから利用してください。
重要な情報をださない
使用しているコワーキングスペースのwifiがいくら安全だったとしても、何らかのリスクというのはなくなるわけではありません。
たとえ暗号化などされて安全性を確保している正規のネットワークであっても、不特定多数に開かれているネットワークであり、侵入される危険性は全くないわけではありません。
なので、コワーキングスペースのwifiを使っている時には、そもそも重要な情報をやり取りしないということも対策に挙げられます。
重要な会社機密や金融情報など、数多くの重要な情報は利用せず、通常の業務のやり取りなどにとどめてなるべく漏れてはいけないものを漏らさないようにしてください。
その他のセキュリティについて
コワーキングスペースのwifi以外でも、セキュリティが他にも確保されているかどうかも見ておくべきポイントとなります。
例えば、会員が入室及び一時的な体質をするとき、会議室などの各種設備を利用するときなどに顔認証やカードキーのシステムがあるかどうかで、侵入されるリスクが少なく安全性が確保されていると言えるでしょう。
また、オートロックや防犯カメラの設置がされているかどうかや、施設内の警備員がいるかどうかの体制、ハッキング対策用のソフト導入などがされているかも十分にチェックしておくといいです。
コワーキングスペースにてwifiを使いたくないなら、ポケットwifiを利用しよう
コワーキングスペースにてwifiを安全に利用する手段や対策、ポイントなどを紹介しましたが、それでもまだ気になるというのであればポケットwifiを利用することをおすすめします。
どうしてそのほうにしたほうがいいかという理由については以下の通りです。
安全性がとても高い
ポケットwifiを利用することは、不特定多数の人間が同じ回線を使ってこないのでとても安心して利用ができます。
あなたが使っているwifiのSSIDと暗号化キーが知られない限りは、他のユーザーにアクセスされるという懸念もないため、パスワード管理だけを行えば十分な安全性を確保できるのです。
フリーwifiと違って不特定多数が利用するという懸念がないため、とても安心して利用ができます。
バッテリーの充電を気にしなくてもいい
また、ポケットwifiでもコワーキングスペースにて利用することは、バッテリーの充電を気にしなくてもいいという面があります。
外出中にネット環境を使うことで気になるのは、モバイルバッテリーの充電が持つかどうかということです。
しかし、コワーキングスペースなら充電設備もしっかりと完備されているところが多く、バッテリーがなくなってしまうという心配はほとんどありません。
バッテリーがなくなってしまって、仕方なくwifiの安全性が気にしながらフリーのものを使わなければならない。
といった懸念を全くしなくてもいいのでおすすめです。
まとめ
コワーキングスペースにおけるwifiの安全性は、店舗によって異なるところがありますし、それ以外にもアナログな手法で情報が洩れる懸念もあります。
しかし、安全性があるかどうか個別のコワーキングスペースのじょうけんをみていけば、ある程度まではフリーwifiを使ったとしても安全な面を確保することが可能です。
また、どうしても安全性が気になるという方でも、自分で利用しているポケットwifiを利用することで、より安全にネット環境で仕事ができるだけではなく、コワーキングスペースを利用する利点も得られるのでおすすめです。
安全な環境を確保しつつ、うまくコワーキングスペースを利用することで、より快適な仕事をすることができるでしょう。